平均寿命とは
「日本は平均寿命世界一」といいますが、この「平均寿命」とはどういう意味かご存じですか?
平均寿命とは、ある年齢の人があと何年生きるのかの平均を表したもので、特にゼロ歳の時からの平均余命のことをいう言葉です。
つまり「生まれたばかりの赤ちゃんが、不測の事態が何もなければ生きられるだろうと予想された年月のこと」なのです。
今現在生きている私たちの寿命が延びているわけではなく、私たちの「平均寿命」は実はもっと短いのです。
日本の平均寿命が延びた主な要因は、「乳幼児死亡率の低下」「結核の死亡率の低下(抗生物質による)」「伝染病による死亡率の低下(公衆衛生の普及による生活環境の整備による)」といわれています。
最近では「生活習慣病(特に脳血管疾患)の減少による中高年層の死亡率の低下」も大きく影響していると言われています。
世界の平均寿命を見てみると、上位はほとんどが先進諸国で占められており、それも日本を除くとヨーロッパがほとんどです。
下位は主にアフリカ諸国で、30歳代という国もあります。 これはやはり衛生面の問題や医療の進歩状況などが大きく影響していると言えるでしょう。
環境衛生が極端に悪い場所では、約8割の子どもたちが乳幼児期に感染症等で亡くなってしまうそうです。
また戦争や天災などにより、多くの尊い命が失われる場合もあります。 平和な世の中、そして医療の進歩により、乳幼児期や老齢になってからも簡単に死ぬことがないという日本の環境が平均寿命を延ばしているのです。
しかし、その「長生き」の中身は必ずしも「健康なまま」というわけではありません。 寝たきりでも闘病中でも認知症でも、すべて「平均寿命の計算対象」となっているのです。
医療の進歩により寿命が延びているのですが、複雑な要素も含んでいるわけです。
2009年7月 6日|
カテゴリー:長寿の国 日本

