冬のスキンケア
冬になると苦手な虫もいなくなってしまうのである意味生活はしやすいです。
しかし、真夏だとそのようなことが無いので、それほど冬は生物にとっては生きづらい温度なのだとも言えます。
夏と冬どちらかを選ぶとなると夏が良いのは、このようなことも理由の一つです。
「三寒四温」という言葉があります。3日間寒い日が続くと、続く4日間は少し暖かくなり寒さがゆるむ、ということですね。
このように寒さと暖かさが交互にやってきながら、本格的な春になっていく過程の季節が2月です。
とはいえ、2月はまだまだ寒く、冷たい風が吹き荒れるお肌には厳しい季節。
そんな中、たまに寒さのゆるむ日が続くと、とても嬉しくなってつい油断してしまい、ついケアを怠ってしまうことがあります。
少しくらい暖かくなったとはいえ、風はまだまだ冷たく厳しい乾燥を伴っているのに、です。
厳しい寒さに慣れてしまった私たちは、僅かでも気温が上がると「ずいぶん暖かくなったね~」と感じてしまいます。
でも気温が数度上がったからといっても、私たちの肌にとってはまだまだ冷たく寒く乾燥した空気であることに変わりはないのです。
室内も室外も乾燥だらけ
保湿ケアはまだまだ春仕様にしてはいけません。お肌にとっては冷たく乾燥した真冬なのだ、ということを忘れないように気をつけましょう。
寒い冬は私たちの肌も過酷な環境にさらされることになります。過酷な環境とは「空気の乾燥」「気温の低さ・風の冷たさ」です。
特に注意すべきは「肌の乾燥」戸外の冷たい乾いた空気だけでなく、室内の暖房だって立派な「乾燥」です。
暖かいからと油断していると、肌からはどんどん水分が奪われていってしまいます。
それから戸外にいる時でも、風が直接肌に当たることで大きなダメージを受けてしまいます。
そこまでの買い物に自転車、バイク、駅のホームでの電車待ち、などなど、知らない間に風が頬を打っている場合はたくさんあるものです。
そしてもうひとつ、乾燥した環境だからこそ、いつもよりも気をつけなければならないのが「肌に付いた水分を拭き取ること」なのです。
水分が蒸発する時に肌がもともと持っている水分も一緒に蒸発させてしまうことはもうご存じですね?
寒い冬のお風呂、暖かい湯水はとても気持ちの良いもの。でもだからといっていつまでも放置したりすれば、肌のダメージは一気に進みます。
これらはほとんどが無意識のうちに行われている行為から発生していることで、いつの間にか肌の状態を悪くしている原因になっているのです。
冬のダメージの怖さは、一度肌が乾燥してしまうとなかなか元に戻らないということです。
肌に与える影響をきちんと意識して、ダメージになることを避けることで肌を守ることを心がけましょう。
加湿と保湿が大切
冬は気温の低さや冷たい風の影響で、肌の乾燥が進む危険な季節です。肌を守るためにはしっかりと保湿と保護をしなければなりません。それも、いつものように、では足りないのです。
肌はすでに冬のダメージを受けつつあります。いつもよりも徹底した保湿と保護のケアが必要になるのです。
だからといって油分の多いクリームを肌に塗りたくるわけにはいきませんよね。クリームを塗りたくった肌では、きれいなお化粧はなかなか難しいでしょうから。
では、不足してしまう分はどうやって補えばよいのでしょう。室内の場合、湿度を上げる工夫をしましょう。
加湿器はもちろん、観葉植物を置いたり、洗濯物を干したり、お湯を沸かしたり・・・暖房による乾燥を防ぐ工夫をすればよいのです。
それから戸外に出る場合は、肌を保護する工夫をしましょう。帽子やマフラー、手袋、ショールなど、直接肌に冷たい風が当たるのを防ぐ小物を上手に使うのです。
このような努力により、スキンケアで補えなかった部分がカバーされるようになります。
美肌とは関係ありません。夜寒くて寝付けないという事はないでしょうか。そんな時は布団と毛布の位置を見直してみてはいかがでしょうか。
私は昔から体の上に毛布を掛けていました。5年程前に母が「TVで寝返りがしづらいので毛布は体の上でなく掛布団の上が良い」と教えてくれました。
保温に関しても掛布団の上が良いそうで、それ以来、掛布団の上に毛布を掛けるようになり寒さも気にならなくなりました。冬の寒さで寝付けないという方は試してみてください。
冬の場合、一度傷んでしまった肌の回復には長い時間がかかります。
肌の調子に十分注意を払いつつ、保湿と保護に努め、厳しい冬を乗り切り春を迎えましょう。